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綱島駅西口と新綱島駅側、出店するならどっち?人流・商店街・再開発・物件タイプから立地比較

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2026年7月16日更新|綱島駅内エリア比較

綱島駅西口と新綱島駅側、出店するならどっち?

綱島に出店を考えるにあたり新情報が明らかになっています。西口はイトーヨーカドー跡地に14階建て・270戸、1階に食品スーパーを誘致する計画が明らかになり、新綱島駅側では新しい商業施設の開業が続いています。この記事では「今どちらが強いか」だけでなく、工事中の2026〜2030年と完成後で人流がどう変わり得るかまで、時間軸を入れて比較します。

270戸ヨーカドー跡地計画
約1,400㎡1階商業スペース
2030年末西口計画の完成予定
時間軸現在と完成後を比較

先に結論:2026年時点は新綱島駅側が「新しい目的地」を増やす局面。西口は2030年に向けて再び人流の核ができる可能性

現在の西口は、2024年8月に閉店したイトーヨーカドー綱島店の跡地が解体・建替えへ向かう移行期です。かつて買い物の目的地だった大型店が一時的に抜けているため、ヨーカドー営業時代の人流をそのまま前提に物件を選ぶことはできません。

一方、2026年7月に示された計画では、跡地に地上14階・270戸の共同住宅、1階に約1,400平方メートルの商業スペースを確保し、食品スーパーを誘致する方針です。パデュ広場側にはヨーカドー時代と同程度の広場も計画されており、完成後は西口奥側に日常の買い物目的と滞留が戻る可能性があります。

新綱島駅側では、新綱島スクエアに続き、2026年5月に新綱島クロスが開業。2026年度下期には古民家と木造商業施設、2027年春には黒湯を使う新しい銭湯の計画もあり、駅前に複数の目的地が連続して生まれる局面です。

綱島駅西口を選びやすい店舗
  • 店頭認知や通りがかり入店が重要
  • 既存住民の日常利用を取り込みたい
  • 飲食・物販・テイクアウトを出したい
  • 小型区画や居抜きも検討できる
  • 夕方・夜・休日に売上を作る
新綱島駅側を選びやすい店舗
  • 新しい住宅・交通動線を狙いたい
  • 予約・目的来店を中心にする
  • 清潔感や施設グレードを重視する
  • 医療・美容・教育・健康系である
  • 今後の街の変化にも対応したい
2026年7月最新計画を反映 イトーヨーカドー跡地 新綱島クロス 池谷家古民家プロジェクト

2026年7月、綱島は「東側だけが再開発される街」ではなくなった

西口の大型跡地に具体的な計画が出たことで、綱島の出店判断は「西口の既存商店街 対 新綱島の再開発」という静的な比較から、街が動く順番を読む比較へ変わりました。

14階・270戸イトーヨーカドー跡地に計画される共同住宅。西口奥側に新しい居住者が増える。
約1,400㎡1階に確保予定の商業施設スペース。食品スーパーを誘致する方針だが、店舗名は未定。
2030年12月現時点で示されている工事完了予定。2027年7月着工予定で、完成まで長い移行期間がある。

計画地は綱島西2丁目、旧イトーヨーカドー綱島店の約5,046平方メートルの敷地です。パデュ広場側の店舗出入口前には、ヨーカドー時代と同程度の広場を設ける計画が説明されています。人が食品を買うだけでなく、待ち合わせ、子ども連れの休憩、周辺店舗への回遊が生まれる余地があります。

ただし、商業施設用の専用駐車場は設けず、マンション住民用32台を確保する計画です。完成後の集客は、自動車よりも徒歩・自転車・駅からの歩行導線に依存しやすくなります。どのスーパーが入るかは未定であり、特定チェーンの出店を前提にした事業計画は避けるべきです。

駅を歩くように読む、2026年の綱島

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綱島駅西口を出る駅前には飲食店や生活サービスが密集し、人の動きは細い通りへ分かれます。西口の強さは「一本の大通り」ではなく、複数の商店街と住宅地への分散した動線にあります。
2
パデュ通りを旧ヨーカドー方向へ進むかつて大型スーパーを目的に歩いた人流は、現在は工事・解体期間の途中です。今の通行量は営業時代とも完成後とも違うため、現時点の実測が欠かせません。
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綱島駅東口から新綱島駅側へ渡る新綱島スクエア、バス乗り場、新綱島クロスなど、駅を利用する以外の目的地が増えています。薬局、医療、文化、今後の飲食・物販が点ではなく面を作り始めています。
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数年後の回遊を想像する東側では新施設が先行し、西口では大型跡地と周辺建替えが後から完成します。将来は「西か東か」だけでなく、二つの駅と複数の生活拠点を回る人流が形成される可能性があります。
この記事の「新綱島駅側」とは

新綱島スクエア周辺、新綱島駅の出入口・バス乗り場周辺、綱島駅東口から新綱島駅までの連絡動線、綱島東側の住宅地へ向かう範囲を指します。実際の人流は通りごと・建物ごとに異なるため、最終判断では候補物件前の時間帯別調査が必要です。

綱島駅内のエリア分析から店舗物件探しまで、ワンストップで支援します

「綱島に出店したい」と決めても、西口商店街、新綱島駅前、住宅地への帰宅導線、1階路面、空中階では、必要な家賃と集客方法が変わります。

店舗立地研究所では、業態・顧客・客単価・営業時間を整理したうえで、候補物件周辺の人流、年代、曜日・時間帯、競合、駅出口、生活導線を分析します。さらに提携不動産事業者と連携し、テナント・貸店舗探しの段階から出店を支援します。

STEP 1業態と顧客の整理
STEP 2西口・新綱島側を比較
STEP 3候補物件を提案
STEP 4物件前人流を確認
CONTENTS

この記事で分かること

  1. 綱島駅西口と新綱島駅側の街の性格
  2. 時間帯・顧客・生活導線の違い
  3. 1階路面・空中階・居抜き・新築物件の適性
  4. 飲食、美容、塾、整体、ジム、クリニック別の選び方
  5. 候補物件を判断するときの確認項目
BASE DATA

まず知っておきたい綱島駅商圏全体の特徴

綱島駅半径1km圏は、夜間人口49,282人、昼間人口30,077人、昼夜人口比0.61の住宅地型商圏です。昼間は通勤・通学で外出する住民が多く、夕方以降と休日に地域消費が戻る構造です。

総世帯数は25,872世帯、35〜49歳人口は13,088人、15歳未満人口は6,678人。年収700万円以上の世帯は31.4%で、共働き・子育て世帯を含む働き盛りの地域住民が厚いことが特徴です。

指標数値出店判断での意味
夜間人口49,282人地域住民を固定客化できる市場規模がある。
昼間人口30,077人平日昼だけでなく、夕方・夜・休日の設計が重要。
昼夜人口比0.61通勤・通学流出型。帰宅導線上の立地価値が高い。
総世帯数25,872世帯日常消費・継続利用型サービスの基盤。
35〜49歳人口13,088人共働き・子育て・健康・教育需要を考えやすい。
年収700万円以上31.4%中〜高単価の専門サービスも検討可能。
飲食店数209事業所市場はあるが、既存店との差別化が不可欠。
推計商業人口57,351人居住者中心ながら周辺流入も取り込む地域商圏。
駅全体の統計だけでは、西口と新綱島駅側の優劣は決められません

上記は半径1km圏全体のデータです。西口・東口・新綱島駅周辺を分離した公式人口ではないため、実際の出店判断では店舗前人流、利用者属性、競合、建物の視認性を加えて分析します。

AREA STRUCTURE

綱島駅周辺は4つの小商圏に分けて考える

西口駅前駅前認知、飲食、短時間利用、通りがかり需要。
西口商店街・住宅導線買い物、帰宅、地域住民の繰り返し利用。
綱島東口〜新綱島間2駅間の徒歩・バス・乗換動線と街の変化。
新綱島駅前・東側駅直結施設、新築住宅、医療・文化・生活機能。

「西口対新綱島駅側」という比較は分かりやすい一方、実務ではさらに細かく見る必要があります。西口駅前でも、飲食店が連続する通りと住宅地へ抜ける通りでは顧客が異なります。新綱島駅側でも、駅直結施設内、2駅間の連絡動線、東側住宅地へ向かう道では利用目的が異なります。

TIMELINE

人流を変える計画を時間軸で整理

2024年8月18日|イトーヨーカドー綱島店が閉店西口の奥側にあった大型の買い物目的地が失われ、パデュ広場周辺は移行期へ入りました。
2026年5月|新綱島クロスが開業東京園跡地の3階建てテナントビルが稼働し、マツモトキヨシや歯科などが開業。新綱島駅地上部の目的地が増加しています。
2026年度下期|池谷家古民家と木造商業施設が開業予定飲食・物販・事務所を想定した低層施設で、新綱島駅前に滞在・回遊型の場所が加わる予定です。
2027年春|黒湯を使う新しい銭湯が開業予定地域住民だけでなく、綱島温泉の歴史に関心を持つ来街者を呼ぶ目的地になる可能性があります。
2027年7月|旧ヨーカドー跡地の新築工事着工予定完成まで工事車両、仮囲い、歩行経路の変化を考慮する期間が続きます。
2030年12月下旬|14階・270戸、1階商業施設の工事完了予定食品スーパーと広場が実現すれば、西口奥側に日常買い物のアンカーが戻り、駅からパデュ通りへの流れが再び強まる可能性があります。
現在〜2027年東側の新施設が先行

新綱島側は新しい目的地を増やし、西口は解体・計画移行期。今すぐ開業するなら現在の人流で採算を確認します。

2027〜2030年工事が街の動きを変える

西口では工事車両、歩行経路、騒音等の影響も想定。将来性と工事期間中の売上を分けて試算します。

2030年以降西口に生活拠点が再形成

270戸と食品スーパー、広場が実現すれば、日常利用と滞留が増える可能性。ただし競合も強まります。

COMPARISON

綱島駅西口と新綱島駅側の比較

比較項目綱島駅西口新綱島駅側判断のポイント
街の性格既存商店街・生活商業新駅・再開発・住宅・公共機能通りがかり型か目的来店型かを先に決める。
主な利用目的買い物、飲食、生活サービス乗降、バス、住宅、医療、文化施設店舗前を通る人の目的と商品を一致させる。
強い時間帯夕方、仕事帰り、夜、休日朝夕の駅利用、施設利用時間、休日曜日・時間帯別に現地確認が必要。
物件の傾向既存ビル、小型区画、居抜きの選択肢比較的新しい建物、複合施設、計画的区画実際の募集物件は時期により変動する。
集客方法店頭、看板、商店街回遊、口コミ駅・施設認知、予約、検索、口コミ1階賃料を店頭集客で回収できるか。
向きやすい業態飲食、小売、テイクアウト、日常サービス医療、美容、教育、健康、専門サービス業態ではなく顧客・価格・営業時間で最終判断。
主な注意点競合、築年数、設備、間口、駐輪固定費、施設ルール、人流定着、将来計画契約条件と立地条件を別々に確認する。
WEST SIDE

綱島駅西口:既存商店街と地域住民の生活消費を取り込む

綱島商店街の公式サイトでは、綱島駅一帯に約400店舗が広がると案内されています。老舗から新しい店舗まで、飲食、ビューティー、生活、ファッション、スクール、サービスが集まり、地域住民が複数の目的で回遊することが西口側の強みです。

西口の強み

店頭認知を売上につなげやすい

  • 既存商業の集積による回遊
  • 夕方・仕事帰り・休日の地域需要
  • 飲食・買い物・サービス利用が連続
  • 小型店舗でも存在を認知されやすい
  • 地域口コミを積み上げやすい
西口の注意点

人が多い通りと売れる通りは同じとは限らない

  • 競合店が多く比較されやすい
  • 間口・看板・入口で入店率が変わる
  • 築古物件は設備容量を確認
  • 駐輪・ベビーカー動線に注意
  • 裏通りは目的来店施策が必要
西口の判断は「現在の売上」と「2030年以降の上振れ」を分ける

旧ヨーカドー跡地の完成を待つだけの事業計画は危険です。2026〜2030年の工事期間中でも成立する売上を基本とし、食品スーパー・広場・270戸による人流増加は上振れとして扱います。反対に、完成後は日用品・食品・ドラッグストアなどの競争が強まるため、スーパーと競う店ではなく、買い物前後に利用される飲食、美容、医療、教育、サービスなど補完関係を考えることが重要です。

イトーヨーカドー跡地完成後に人流が変わりやすい場所

  • 綱島駅西口からパデュ通りを通って跡地へ向かう経路
  • パデュ広場と周辺商店街をつなぐ交差部
  • 新しいマンション住民が駅へ向かう朝夕の動線
  • 食品スーパー利用者が周辺店舗へ立ち寄る回遊経路
  • 自転車利用者が安全に停車・駐輪できる場所

西口で1階路面が向きやすい店舗

テイクアウト、総菜、カフェ、日常飲食、小売、予約なし利用が多いサービスなど、店頭で商品や価格が伝わり、その場で入店判断される店舗です。ただし高い家賃を通行量だけで正当化せず、想定入店率・客単価・回転数から家賃上限を決めます。

西口で空中階が成立しやすい店舗

美容室、ネイル、まつ毛、整体、パーソナルジム、学習塾など、検索・予約・口コミで来店する業態です。入口が商店街から見えるか、エレベーターがあるか、夜に女性や子どもが入りやすいかが重要です。

西口の物件で確認したい設備

  • 飲食店:排気ルート、ガス容量、グリストラップ、臭気、営業時間
  • 美容店:給排水、電気容量、換気、給湯、工事区分
  • 塾・教室:防音、避難経路、駐輪、夜間照明、近隣への影響
  • 整体・ジム:床荷重、振動、騒音、天井高、シャワーの可否
SHIN-TSUNASHIMA SIDE

新綱島駅側:新しい交通・住宅・施設利用の導線を取り込む

新綱島駅は2023年3月に開業し、駅直結の新綱島スクエアは2023年12月から順次開業しました。商業施設、クリニックモール、区民文化センター「ミズキーホール」、252戸のタワーマンションが一体となり、駅利用以外の目的を持つ人が滞在する場所になっています。

さらに2026年5月には東京園跡地の「新綱島クロス」が開業し、ドラッグストアや歯科などが順次稼働。2026年度下期には、築168年の池谷家住宅主屋を改修し、周囲に木造2階建ての商業施設2棟を整備する計画が進んでいます。飲食・物販・事務所を想定し、駅前に「通過するだけではない」滞在空間を作るプロジェクトです。

2027年春には黒湯を使う銭湯の開業も計画されています。新綱島駅側は、鉄道、バス、住宅、医療、文化、買い物、温浴という複数の来街目的が重なり始めています。

新綱島駅側の強み

新しい生活基盤と目的来店を組み合わせやすい

  • 新綱島駅とバスの交通動線
  • 新築住宅・マンション住民
  • 医療・文化・公共施設の利用者
  • 清潔感・バリアフリーを重視する業態
  • 予約・専門性で選ばれる店舗
新綱島駅側の注意点

将来性だけで高い固定費を負担しない

  • 通行者が店舗前を通るとは限らない
  • 施設内外で人流が分断される場合がある
  • 新築系は共益費・内装条件も確認
  • 施設内競合やテナント構成を確認
  • 計画段階の事業を完成済みと扱わない

新綱島スクエア周辺に向きやすい店舗

医療・健康、美容、子育て、教育、フィットネス、生活サポートなど、新しい住宅住民や施設利用者が継続的に利用するサービスです。駅直結・駅近でも、建物入口、上下移動、施設内動線、看板の掲出条件を確認します。

綱島駅東口から新綱島駅までの間

2駅間を歩く利用者やバス利用者が存在しますが、全員が同じ通りを通るわけではありません。横断位置、地下通路、バス停、信号待ち、建物入口によって滞留と通過が分かれます。候補物件前で朝・昼・夕方・夜を確認する必要があります。

新綱島駅東側・鶴見川方面

住宅地への生活導線、散歩・ジョギング・自転車利用などを捉えられる可能性があります。駅前通行量よりも、住民が繰り返し利用する理由を作れるかが重要です。予約型サービス、地域密着店、ペット・健康・子育て関連などは個別検討に値します。

綱島駅東口再開発の事業スケジュールは、確定情報を都度確認してください

横浜市の公開ページでは、綱島駅東口駅前地区について都市型住宅、商業・業務施設、駅前広場、歩行者空間、綱島街道横断デッキなどが計画されています。ただし、2025年9月時点の公式情報では事業計画案を精査中であり、スケジュールは決定後に掲載するとされています。将来の完成時期を前提に物件契約や売上計画を組まないことが重要です。

TIME ZONE

時間帯別に見る立地の考え方

時間帯綱島駅西口で見る点新綱島駅側で見る点
駅へ向かう通勤・通学者、短時間需要新綱島駅・バスへの流入、乗換の方向
平日昼地域住民、買い物客、周辺就業者医療・公共・文化施設、在宅住民
夕方買い物、塾、子どもの送迎、帰宅者駅・バスから住宅地へ戻る人の方向
飲食、仕事帰り、美容・整体等の予約需要帰宅者、予約型サービス、夜間の安心感
休日家族の買い物・外食・地域回遊施設利用、医療・文化、住宅住民の生活消費

現地調査は一度だけでは不十分です。平日と休日、晴天と雨天、学校のある日、イベント開催日などで人流は変わります。少なくとも出店する店舗の主要営業時間に合わせて複数回確認してください。

BUSINESS TYPE

業態別:西口と新綱島駅側のどちらを選ぶか

飲食店・テイクアウト

店頭でメニューと価格が伝わり、短時間で入店を決めてもらう店舗は西口と相性があります。新綱島駅側では、駅・バス利用者向けの朝夕需要、住宅住民向けの日常飲食、医療・文化施設利用者向けの軽飲食など、利用場面を明確にします。

美容室・ネイル・まつ毛・エステ

西口は既存住民への認知と商店街回遊を生かしやすく、新綱島駅側は新住民、共働き、予約型・専門型サービスと組み合わせやすい立地です。どちらも空中階が候補になりますが、入口の見つけやすさ、夜間の安心感、給排水を確認します。

学習塾・習い事教室

西口では学校・住宅地・商店街の生活導線、新綱島駅側では新しいマンション住民、駅・バス利用、文化施設との関係を確認します。駅前通行量より、子どもが安全に通えるか、保護者が送迎しやすいかが重要です。

整体・リラクゼーション

西口は仕事帰りや買い物のついで利用、新綱島駅側は駅・バス利用者、医療・健康意識の高い住民への目的来店が候補です。通りがかりより継続率が重要なため、賃料を抑えた空中階も比較します。

パーソナルジム・ピラティス

西口では地域認知と仕事帰り需要、新綱島駅側では新しい住宅住民や健康志向層への専門サービスが考えられます。床荷重、振動、防音、天井高、営業時間制限を申込み前に確認します。

クリニック・歯科医院

新綱島駅側には既にクリニックモールがあり、医療目的の認知が形成されています。一方で診療科の重複や施設内外の競合確認が必要です。西口では既存住民の生活導線、視認性、バリアフリー、駐輪の利便性を重視します。

小売・生活サービス

通りがかり、比較購買、店頭陳列が重要なら西口。予約、受取、継続契約、住民向け専門サービスなら新綱島駅側も候補です。大型施設や既存チェーンと同じ商品を同じ価格で売るのではなく、選ばれる理由を明確にします。

業態西口で重視する条件新綱島駅側で重視する条件
飲食・テイクアウト間口、店頭訴求、夜・休日、排気設備駅・バス導線、住宅需要、施設利用時間
美容認知、口コミ、仕事帰り、入口新住民、予約、清潔感、給排水
塾・習い事学校・住宅導線、駐輪、夜間安全マンション、バス、文化施設、送迎
整体・リラク買い物ついで、夜、空中階認知目的来店、健康需要、駅・バス利用
ジム・ピラティス仕事帰り、地域認知、設備条件新住民、専門性、住宅からの通いやすさ
クリニック・歯科生活導線、視認性、バリアフリー医療集積、競合診療科、施設アクセス
PROPERTY TYPE

物件タイプ別の選び方

1階路面店舗

店頭認知と入りやすさが売上を左右する業態に向きます。ただし西口の人通りが多い場所でも、間口が狭い、看板が見えない、自転車が滞留して入口を塞ぐ場合は入店率が下がります。新綱島駅側でも、駅近という表記より利用者の進行方向を確認してください。

2階以上の空中店舗

美容、整体、ジム、塾、専門サービスなどの予約型業態に向きます。西口では商店街から建物入口を認識できるか、新綱島駅側では駅・住宅から迷わず到着できるかが重要です。

居抜き物件

西口の既存物件では居抜きが候補になる場合があります。初期費用を抑えられる可能性がある一方、設備故障、容量不足、造作譲渡、リース、撤去義務、原状回復を確認します。

新築・再開発関連物件

清潔感、バリアフリー、建物イメージを生かせますが、賃料以外に共益費、指定工事、営業時間、看板、内装審査などの条件が付く場合があります。将来の人流増加を前提にせず、現在の顧客だけでも損益が成立するか確認します。

住宅地への帰宅導線上の物件

駅前一等地より人通りが少なくても、美容、整体、塾、クリニック、日常サービスでは固定客を獲得しやすい場合があります。西口側・東側とも、主顧客がどの住宅地へ帰るのかを確認します。

CHECKLIST

候補物件を内見するときのチェック項目

立地・人流

  • 主顧客が利用する駅・出口
  • 朝・昼・夕方・夜・休日の人流
  • 通行者の年代・性別・利用目的
  • 信号、横断歩道、地下通路、バス停
  • 住宅地・学校・スーパーへの方向
  • 競合店と代替サービスの位置

建物・契約

  • 用途・出店可能業種
  • 賃料・共益費・保証金・更新条件
  • 看板・営業時間・音・臭いの制限
  • 電気・ガス・給排水・排気容量
  • 工事区分・原状回復・造作譲渡
  • 消防・保健所・行政手続
FAILURE PATTERN

出店場所選びでよくある失敗

1.イトーヨーカドー営業時代の人流を現在も使えると考える

2024年の閉店後、西口奥側の目的地構造は変わっています。過去の通行量や感覚だけで判断せず、2026年現在の平日・休日・時間帯別人流を測る必要があります。

2.西口商店街ならどこでも人通りが多いと考える

商店街内でも通りの接続、店舗の並び、時間帯、住宅地への方向で人流は変わります。「商店街」という名称ではなく候補物件前を確認します。

3.新綱島駅側なら将来必ず人が増えると考える

再開発で街の利便性が高まっても、主顧客が店舗前を通るとは限りません。将来予測ではなく、現在の人流と顧客で損益を作ることが基本です。

4.2駅間の乗換客が全員店前を通ると考える

新綱島駅と綱島駅の間には複数の歩行経路があり、鉄道利用者によっては乗換を行わない場合もあります。実際の進行方向を数えて判断します。

5.新築物件は古い物件より集客できると考える

建物の新しさは安心感につながりますが、顧客導線、入口、看板、価格、サービスが合わなければ売上にはつながりません。

6.居抜きなら必ず開業費を抑えられると考える

設備の修理・交換、レイアウト変更、容量不足、造作譲渡により、スケルトンより費用が増える場合があります。

7.物件を申し込んでから商圏を調べる

申込み後では、立地に合わない情報が見つかっても判断を変更しにくくなります。物件探しと立地分析は同時に進めてください。

DECISION FLOW

西口か新綱島駅側かを決める5ステップ

主顧客を一人まで具体化する年齢、世帯、利用時間、来店理由、交通手段を整理します。
通りがかり型か目的来店型かを決める店頭認知が必要か、予約・検索で来店できるかを判断します。
西口・2駅間・新綱島駅前・住宅地を比較する駅名だけでなく小商圏単位で候補を絞ります。
物件条件と必要売上を計算する賃料、共益費、投資額、人件費、広告費から必要客数を算出します。
候補物件前の人流と競合を確認する主要営業時間に現地確認とデータ分析を行い、契約判断へ進みます。

最終結論:今の人流だけでも、完成後の期待だけでも決めない。二つのシナリオで物件を選ぶ

2026年時点では、新綱島駅側で新しい商業・医療・文化・温浴の目的地が先行しています。開業直後の施設利用者、新しい住宅住民、駅・バス利用者を狙う業態は、新綱島駅側を具体的に検討する価値があります。

西口はイトーヨーカドー跡地の工事を控える移行期ですが、2030年末に計画どおり共同住宅270戸、食品スーパー、広場が完成すれば、パデュ通り周辺の買い物人流と滞留は再び変わる可能性があります。同時に、スーパーとの競争や周辺賃料の変化も想定しなければなりません。

したがって物件判断では、①現在の人流だけで黒字化できるか、②工事期間の影響に耐えられるか、③完成後に増える顧客と競合のどちらが大きいか、の三点を分けて検証します。将来性は加点要素であり、現在の採算の代わりにはなりません。

綱島で店舗物件を探し始める段階からご相談ください

店舗立地研究所では、綱島駅西口、新綱島駅側、住宅地への帰宅導線などを比較し、業態と顧客に合う出店エリアを分析します。

さらに提携不動産事業者と連携し、テナント・貸店舗探し、候補物件の人流・競合・立地確認までワンストップで支援します。

  • 西口と新綱島駅側のどちらが合うか知りたい
  • 1階路面と空中階を比較したい
  • 紹介された物件の立地を客観的に判断したい
  • 業態に必要な設備・物件条件を整理したい
  • 商圏分析と物件探しを同時に進めたい

主な出典・参考(2026年7月16日確認):店舗立地研究所「綱島(新綱島)駅商圏レポート」横浜日吉新聞「綱島ヨーカドー跡に14階建て270戸、1階はスーパー誘致と広場確保を計画」横浜市開発調整条例閲覧システム「2026共開計1101」綱島イトーヨーカドー跡地・周辺再開発の整理記事東急株式会社「新綱島スクエア」開業案内東急株式会社ほか「池谷家古民家周辺不動産活用プロジェクト」横浜日吉新聞「東京園跡の商業テナントビル・温泉銭湯計画」綱島商店街公式サイト「綱島もるねっと」。旧イトーヨーカドー跡地の内容は2026年7月の近隣説明会、現地法定表示、横浜市閲覧情報をもとにした計画段階の情報です。食品スーパーの具体的な運営事業者は未定で、特定チェーンの出店は確認されていません。工期・戸数・施設内容・開業時期は今後変更される可能性があります。人流変化に関する記述は、施設計画と街路構造から考えられる出店分析上の仮説であり、実測結果ではありません。募集物件、賃料、設備、用途、契約条件は随時変動するため、出店時点の最新情報と候補物件前の人流を個別に確認してください。

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この記事を書いた人

太田 満のアバター 太田 満 店舗立地研究所及び合同会社ビジネスデザインラボラトリーズ代表

合同会社ビジネスデザインラボラトリーズ 代表社員
店舗立地研究所 代表

株式会社みずほ銀行にて16年間、数百社の中小企業オーナー・個人事業主の渉外・融資審査・経営相談業務に従事。
2021年独立後は創業支援・店舗出店支援を多数手がける現役コンサルティング会社代表。

専門は店舗事業の商圏(エリア)分析。2,000以上のエリア分析を実施し、「負けない店舗経営」「失敗しないフランチャイズ選び」を支援中。

資格:中小企業診断士・宅地建物取引士・フランチャイズオーガナイザーのほか、賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者・不動産証券化マスター・M&Aシニアエキスパートなどの資格も保有。

第19回(2026年4月30日締切)小規模事業者持続化補助金の申請者に対して、KLA(KDDI Location Analyzer)を用いた自社商圏分析サポートを実施。

その他、税理士事務所様などと共催の補助金セミナーなども行っており、店舗立地や補助金などのセミナー依頼も、公式LINEからお気軽にお問い合わせくださいませ。

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