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横浜市港北区 店舗出店白書2026|商圏データで見る出店有望エリア・業態別おすすめ駅

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ランキング・調査レポート|2026年7月版

横浜市港北区 店舗出店白書2026
商圏データで見る出店有望エリア・業態別おすすめ駅

人口・世帯・年齢構成・昼夜人口・事業所・店舗数・住宅供給・駅別商圏・再開発を横断分析。綱島、日吉、大倉山、菊名、新横浜を中心に、港北区で「どこに、どんな店を出すべきか」を一冊にまとめました。

最終更新:2026年7月|行政区データは横浜市、駅別1km商圏は国勢調査・経済センサス等を基礎に整理
365,668人港北区人口/2026年7月1日
182,030世帯港北区世帯数/同日
11,671全産業事業所/2021年
874店区内飲食店/2021年

結論:港北区は「一つの巨大商圏」ではなく、性格の違う複数商圏の集合体

港北区は人口約36.6万人、約18.2万世帯を抱え、横浜市内でも大きな居住・就業・消費市場です。しかし、区全体の平均値だけで出店場所を決めると危険です。住宅地型の綱島・大倉山、学生と住宅が重なる日吉、乗換駅でありながら購買流出がある菊名、ビジネス・新幹線・イベント需要が突出する新横浜では、売れる時間帯も来店理由もまったく違います。

成長・再開発の本命

綱島・新綱島。住宅人口と生活需要に、駅前整備と回遊性向上が重なります。

学生・教育・若年需要

日吉。慶應義塾大学と単身世帯、高所得住宅地が同居する独特の商圏です。

高所得・固定客型

大倉山。大型集客より、地元で質の良いサービスを使いたい需要を狙う駅です。

乗換・日常利便の余地

菊名。交通利便性は高い一方、商業人口が夜間人口を下回り、地元消費の受け皿に余地があります。

平日昼・出張・イベント

新横浜。昼夜比2.34の流入型で、オフィス・ホテル・新幹線・アリーナ需要が主役です。

次の注目地

新羽、北新横浜、高田、小机。中心駅より競争が弱く、用途特化で伸びる可能性があります。

1.この白書のデータの読み方

「2026年白書」でも、すべての統計が2026年値ではありません

人口・世帯は2026年7月の最新推計を使用しています。一方、年齢構成は2025年9月、昼夜人口と世帯類型は2020年国勢調査、事業所・飲食店・小売店は2021年経済センサスが中心です。公的統計は調査周期が異なるため、同じ表の数値でも基準年が異なります。

駅別データは原則として駅から半径1km圏を対象とします。隣接駅の1km円は重なるため、各駅の人口や店舗数を足して港北区全体と比較することはできません。

本記事では、数値を「順位づけ」だけに使わず、なぜその数字になるのか、どの業態に有利か、どの時間帯を狙うべきかまで解釈します。特に飲食店数や美容関連事業所数は、調査年・産業分類・検索媒体によって結果が変わります。競合調査では、同じ定義・同じ時点のデータを使うことが重要です。

2.港北区の市場規模を一目で把握する

365,668人2026年7月1日人口。2025年国勢調査速報値を基礎とした推計。
182,030世帯1世帯当たり約2.01人。単身とファミリーが並存。
31.40km²都市計画区域面積。人口密度は概算約1.16万人/km²。
68.0%15〜64歳の生産年齢人口比率。働く世代が厚い。
0.92区全体の昼夜間人口比率。住宅地優位だが昼間雇用も大きい。
11,671全産業の事業所数。従業者は152,411人。
3,177億円区内小売業の年間商品販売額/2021年。
2,760戸2024年度の新設住宅着工。賃貸1,247戸、分譲マンション623戸。

港北区は住宅地として大きいだけではありません。卸売・小売2,496事業所、医療・福祉1,232事業所、宿泊・飲食1,036事業所を持ち、区内に一定の就業・消費基盤があります。さらに、東横線、目黒線、新横浜線、横浜線、ブルーライン、グリーンライン、東海道新幹線が結節し、駅ごとに異なる商圏が形成されています。

3.人口・世帯・年齢構成から見る基本需要

港北区の2026年7月1日人口は365,668人、世帯数は182,030世帯です。1世帯当たり人員は約2.01人で、単身世帯と子育て・共働き世帯の両方を対象にできる市場です。2020年国勢調査では一般世帯175,177世帯のうち、単独世帯は78,965世帯で約45.1%、核家族世帯は89,040世帯で約50.8%でした。

年齢構成

0〜14歳
11.9%
15〜64歳
68.0%
65歳以上
20.1%
75歳以上
11.5%

働く世代が厚いことは、平日夜・休日の外食、美容、フィットネス、教育、家事支援、テイクアウト需要にプラスです。同時に65歳以上が約2割を占めるため、医療・介護・リハビリ・生活支援・通いやすい近隣サービスも無視できません。

世帯構造から見える業態機会

世帯・人口特性データ出店で想定できる需要
単独世帯78,965世帯/一般世帯の約45.1%惣菜・テイクアウト、時短美容、クリーニング、24時間・夜間対応、単身向け生活サービス。
夫婦と子45,643世帯学習塾、習い事、ファミリー飲食、医療、住宅・家電・家事支援。
18歳未満の世帯員がいる世帯32,969世帯教育、子ども向けサービス、送迎対応、家族で利用できる飲食。
65歳以上の世帯員がいる世帯45,846世帯整体・リハビリ、訪問・介護、買物支援、相談サービス、近距離型店舗。

4.所得水準と購買力は「区平均」ではなく駅別に見る

港北区全体の最新かつ単一の「平均世帯年収」を行政統計だけで示すのは難しいため、本白書では住宅地価、駅別商圏の年収階層、商業販売額を組み合わせます。2025年の平均地価は住宅地348,900円/m²、商業地821,500円/m²で、前年からそれぞれ4.0%、5.9%上昇しています。

主要駅1km商圏では、年収700万円以上世帯の比率が綱島31.4%、日吉32.5%、大倉山33.4%、菊名31.9%、新横浜31.9%と、いずれも3割前後です。ただし、同じ高所得商圏でも使われ方は異なります。大倉山は地元固定客型、日吉は学生・単身者と高所得世帯の二層型、綱島は若いファミリーと再開発型、新横浜は就業者・出張者と居住者の複合型です。

高所得=高単価店なら成功、ではありません

高所得層が多くても、駅外へ買物が流出している、競合が強い、住宅地の生活導線から外れている場合があります。高単価化には、専門性、安心感、時間短縮、予約のしやすさ、地域で選ぶ理由が必要です。

5.昼夜人口で「売れる時間」を見分ける

港北区全体の2020年昼夜間人口比率は0.92です。夜間人口358,530人に対して昼間人口330,958人で、区全体では住宅地の性格がやや強いものの、昼間就業・通学者も大きな規模です。ただし駅別の差は極端です。

夜間人口昼間人口昼夜比時間帯の読み方
綱島・新綱島49,28230,0770.61夕方、帰宅後、休日の地域消費が主戦場。
日吉44,93441,8450.93住宅需要に学生・大学・駅前需要が加わる。
大倉山52,05430,8700.60純住宅地型。固定客、夕方、休日を重視。
菊名44,30933,8340.76乗換駅だが生活消費は居住者・帰宅導線が中心。
新横浜30,16870,6792.34平日昼・出張・ホテル・イベント。曜日差対策が必要。

昼夜比の高低は優劣ではありません。昼型の新横浜ではランチ・会食・出張・イベント対応が強く、夜間人口型の綱島・大倉山ではテイクアウト、ファミリー、美容、健康、教育などの継続利用が強くなります。

6.飲食店数・美容関連・事業所から競争環境を見る

874店港北区の飲食店数/2021年。人口1万人当たり約23.9店。
1,423店小売店数/2021年。
724事業所生活関連サービス・娯楽業。美容単独ではない広い分類。
1,232事業所医療・福祉。従業者20,421人。

美容サロン数は「美容だけ」の同一基準比較を無理に作らない

行政区全体では「生活関連サービス業・娯楽業」724事業所が公表されていますが、これは美容室だけでなく、理容、洗濯、浴場、娯楽等を含みます。駅別比較では、2021年の「洗濯・理容・美容・浴場業」を競合密度の参考指標として使います。

飲食店数美容関連の広義指標読み方
綱島180(2021年)100住宅人口・再開発需要は大きいが競合も厚い。専門特化が必要。
日吉142(2021年)78学生・若年・高所得住宅の多層需要。価格帯を分けやすい。
大倉山113(2021年)94美容・健康の固定客市場が厚い。高品質・予約型向き。
菊名93(2021年)59乗換・住宅需要に対して供給が相対的に薄い分野を探しやすい。
新横浜201(2014年参考)38(2021年)飲食はビジネス集積、生活美容は居住ゾーンを分けて見る。
実際の競合調査では再集計が必要

美容室、ネイル、まつ毛、エステ、整体、ピラティスなどは分類が分かれます。出店前にはGoogleマップ、予約サイト、保健所届出、現地看板を同じ半径・同じ業態定義で再集計してください。

7.開業・廃業傾向:正確な駅別件数より「入れ替わる理由」を見る

駅別の開業・廃業件数を毎年同じ定義で追える公的統計は限られます。そのため本白書では、再開発、駅ビル更新、住宅供給、昼夜人口、店舗ストックから傾向を読みます。

エリア開業機会廃業・撤退リスク2026年の見方
綱島・新綱島再開発、住宅増、駅間回遊、新規区画。期待先行の高賃料、駅東西での人流差。供給増と生活需要が同時進行する最注目地。
日吉学生、百貨店機能、駅前回遊改善。学生価格競争、季節変動、狭小区画。若年需要と高所得住宅需要を分けて設計。
大倉山高所得住民の地元消費、購買流出の回収。広域集客が弱く、認知形成に時間。固定客型の質の良い小規模店が有利。
菊名駅ビル更新、日常利便の空白、乗換需要。駅前導線の弱さ、横浜・新横浜への流出。2026年秋頃の駅ビル再開を機に要観察。
新横浜新幹線、企業、ホテル、イベント、新横浜線。イベントの有無、平日・休日差、オフィス街の夜。通常日で採算が合い、イベント日に伸びる設計が必要。

8.主要5駅の特徴と出店戦略

綱島・新綱島

再開発若いファミリー夜・休日

夜間人口49,282人、昼夜比0.61。地域住民の夕方・休日消費が中心で、新綱島駅開業と駅前整備が商圏の厚みを増しています。飲食、美容、整体、教育、生活サービスの総合力が高い一方、競合も増えやすい駅です。

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日吉

学生単身高所得住宅

夜間人口44,934人、昼夜比0.93。学生18,032人と、単身世帯・高所得住宅地が重なる二層型商圏。低価格・高回転だけでなく、高品質ディナー、フィットネス、教育にも余地があります。

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大倉山

高所得住宅地固定客

夜間人口52,054人、昼夜比0.60。主要5駅で夜間人口が最も大きく、高所得世帯比率33.4%。大型商業は弱いものの、高品質ベーカリー、デリ、美容、整体、ピラティス、教育の固定客型に適します。

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菊名

乗換購買流出駅ビル更新

夜間人口44,309人、昼夜比0.76。東横線と横浜線の乗換駅ですが、商業人口は夜間人口の0.83倍。日常消費の受け皿不足があり、テイクアウト、生活サービス、予約型美容・健康に機会があります。

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新横浜

ビジネス新幹線イベント

夜間人口30,168人、昼間人口70,679人、昼夜比2.34。オフィス、ホテル、横浜アリーナ、日産スタジアムの需要が突出します。駅南側のビジネスゾーンと北・西側の居住ゾーンを分けて判断する必要があります。

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9.綱島・日吉・大倉山・菊名・新横浜を一覧比較

商圏タイプ夜間人口昼夜比年収700万円以上小売販売額向く戦略主な注意点
綱島再開発×住宅地49,2820.6131.4%約606億円ファミリー、夕方、休日、地域サービス。競合増、駅東西・新旧導線の差。
日吉教育×住宅×駅前44,9340.9332.5%約384.5億円学生、単身、教育、若年サービス。価格帯の二極化、学期・季節差。
大倉山高所得住宅地52,0540.6033.4%約405.6億円高品質、小規模、予約、固定客。広域認知が弱く、販促に時間。
菊名乗換×購買流出44,3090.7631.9%約386億円帰宅導線、時短、日常利便。駅前歩行環境、他駅への流出。
新横浜ビジネス×イベント30,1682.3431.9%約618.9億円平日昼、会食、出張、イベント。曜日・イベント差、ゾーン差。

10.新綱島周辺の開発は港北区の出店地図をどう変えるか

新駅開業だけではなく、道路・駅前広場・住宅・商業・公共施設を一体整備

2023年3月

東急新横浜線・新綱島駅が開業。都心・新横浜方面への交通利便が向上。

2023年10月

新綱島駅前地区の再開発施設が竣工。住宅、商業、業務、公共機能を導入。

2023年12月以降

綱島東線、バス乗降場、自転車駐車場、ミズキーホールなどが順次整備。

横浜市は、新綱島駅周辺の約2.7ヘクタールで土地区画整理を進め、綱島街道、綱島日吉線、綱島東線などの整備と土地利用の高度化を進めています。さらに綱島駅東口駅前地区では、歩行者空間、駅前広場、商業・業務・都市型住宅、綱島街道横断デッキによる新綱島との回遊性向上が計画されています。

出店者にとっての意味

  • 駅の重心が変わる:従来の綱島駅西口商店街だけでなく、東口・新綱島側の生活導線が強まる。
  • 新住民と既存住民が混在:新築住宅・共働き世帯向けと、既存住宅地向けの両方を設計する必要がある。
  • 生活サービス需要が増える:医療、美容、教育、家事支援、テイクアウト、フィットネスなど、日常の継続利用に追い風。
  • 賃料先行に注意:将来期待が高い区画ほど固定費も上がる。完成後の導線を物件前で確認することが重要。

11.業態別おすすめ駅ランキング

ランキングは「市場が大きい駅」ではなく、業態との適合度、競合、継続利用、時間帯、固定費の組みやすさを総合した目安です。店舗コンセプトによって順位は変わります。

飲食店

1綱島

ファミリー、夕食、テイクアウト、休日需要。再開発で生活動線が拡張。

2日吉

学生ランチ、カフェ、クイックサービス。高所得層向け週末店も可能。

3新横浜

ランチ、会食、ホテル、イベント。通常日とイベント日の二層設計が必要。

補足:大倉山は高品質ベーカリー・デリ・小型レストラン、菊名は帰宅導線の惣菜・テイクアウトに向きます。

美容サロン

1綱島

若いファミリーと働く女性の母数が大きい。競合が多いため専門特化が前提。

2大倉山

高所得・予約・固定客型。1人サロン、高単価、落ち着いた体験に適する。

3日吉

学生・若年・単身者向けと高所得住宅地向けの二層需要。

菊名:駅近・時短・予約型に余地。新横浜:オフィス就業者向けは可能ですが、住宅美容需要を狙う場合は駅の北・西側を分けて見ます。

整体・リラクゼーション

1綱島

人口規模、ファミリー、帰宅後需要。駅前と住宅地の両型を選べる。

2大倉山

健康意識・予防・継続利用と相性が良い高所得住宅地。

3菊名

乗換と居住者の両方を狙える。日常メンテナンス型に余地。

パーソナルジム・ピラティス

1大倉山

所得、固定客、住宅地型の継続課金と相性。

2綱島

人口母数とファミリー・働く世代が厚い。

3日吉

若年・学生・自己投資需要。価格と専門性の設計が重要。

新横浜:仕事帰り・企業福利厚生・短時間型。菊名:住宅地型の小規模・予約制に向きます。

学習塾・習い事

1日吉

教育ブランド、学生、子育て、高所得世帯。学習・資格・語学まで広い。

2綱島

若いファミリーと住宅増。送迎・駅間導線を確認。

3大倉山

教育投資型ファミリーの固定客化に向く。

クリニック・医療・介護

1綱島・新綱島

人口増、住宅、駅前複合開発。診療科ごとの既存競合確認が必須。

2大倉山

高所得住宅地、予防・継続診療、家族単位の需要。

3菊名

乗換・居住者・医療福祉就業者。駅前導線とバリアフリーを重視。

小売・生活サービス

1綱島

人口・住宅・再開発・生活動線がそろう。

2菊名

購買流出の受け皿、駅ビル更新、時短・利便性サービス。

3大倉山

地元で質の良いものを買いたい需要。食品・ペット・修理・家事支援。

12.今後注目すべきエリア

注目エリア注目理由向く可能性がある業態確認すべきリスク
綱島・新綱島駅前・道路・住宅・公共施設の整備が継続。飲食、美容、医療、教育、フィットネス、生活サービス。賃料、工事期間中の導線、新旧商圏の分断。
菊名駅ビル更新と東口まちづくり議論。テイクアウト、生活小売、美容、健康、待ち時間サービス。駅前空間、バス・歩行者動線、再開時期。
新横浜新横浜線の効果が定着し、企業・出張・イベント需要が継続。ビジネス飲食、ホテル周辺、会議、健康、単身生活支援。イベント依存、休日差、オフィスゾーンと住宅ゾーンの違い。
新羽・北新横浜工業・事業所・住宅が混在し、中心駅より賃料を抑えやすい。ロードサイド、法人需要、日常飲食、医療、サービス拠点。駅徒歩人流、車・自転車比率、用途地域。
高田住宅人口と生活商業の更新。駅周辺の日常利便が向上。ファミリー飲食、美容、教育、医療、生活サービス。大型店との競合、駅から住宅地への方向別人流。
小机日産スタジアム・イベントと住宅地の二面性。イベント対応飲食、テイクアウト、地域サービス。イベントの波、通常日の採算、試合日の交通規制。

13.統計を物件判断へ落とす現地調査チェックリスト

区・駅の商圏が良くても、物件前の人流が外れていれば売上にはつながりません。候補物件では最低でも平日朝、平日昼、平日夕方、平日夜、休日昼、休日夕方を確認します。

駅出口から物件まで、実際にターゲットが歩くか
通行量ではなく、年齢・性別・家族構成・移動目的が合うか
駅前、商店街、住宅地入口、幹線道路で人流がどう分岐するか
看板、入口、階段、エレベーターが初回来店者に分かるか
自転車・ベビーカー・車・高齢者が利用しやすいか
競合店の価格、口コミ、混雑時間、定休日、予約状況
雨天、猛暑、イベント日、大学休暇で人流がどう変わるか
家賃だけでなく共益費、看板料、工事、原状回復を含めた固定費
人口増や再開発が完了する前に、固定費を耐えられるか
1店舗目と2店舗目で商圏が重なりすぎないか

14.港北区で出店駅を選ぶ簡易判定

あなたの店舗モデル第一候補第二候補判断ポイント
若いファミリーの日常利用を取りたい綱島大倉山住宅地への帰宅導線、駐輪、休日需要。
学生・若年単身者を取りたい日吉新横浜価格、夜営業、回転、大学・オフィスの季節変動。
高単価・予約・固定客型大倉山綱島所得、口コミ、入口、競合の専門分野。
乗換客と地元住民の時短需要菊名日吉駅出口、乗換経路、立ち寄りやすさ。
平日昼・出張・法人・イベント新横浜日吉通常日採算、法人契約、イベントカレンダー。
再開発に合わせて中長期で育てる綱島・新綱島菊名完成時期、工事中人流、将来賃料。

15.よくある質問

港北区で最も出店有望な駅はどこですか?

総合力と成長性では綱島・新綱島が有力ですが、業態によって異なります。学生・教育なら日吉、高単価固定客なら大倉山、乗換・日常利便なら菊名、法人・イベントなら新横浜が向きます。

人口が多い駅ほど成功しやすいですか?

人口は需要の母数ですが、競合、家賃、駅出口、人流の方向、来店頻度とセットで見る必要があります。大倉山のように人口が多くても商業人口が小さい駅は、広域型より地元固定客型が向きます。

飲食店なら綱島と日吉のどちらが向きますか?

綱島はファミリー、夕方、休日、テイクアウト。日吉は学生、単身、ランチ、クイックサービスに強みがあります。高単価の週末店は両駅で可能ですが、ターゲットと物件導線が異なります。

美容サロンの競合が少ない駅を選ぶべきですか?

競合が少ないことは供給不足の可能性と、需要が弱い可能性の両方があります。美容関連の広義事業所数だけでなく、専門分野、価格帯、口コミ数、予約の空き、住宅人口を確認してください。

新横浜は休日に弱いのでしょうか?

通常のオフィス休日は平日より弱くなり得ますが、横浜アリーナや日産スタジアムのイベント時は大きな需要が発生します。イベントがない休日でも採算が合う設計にし、イベント日を上振れと考えるのが安全です。

新綱島の再開発を見込んで今から出店すべきですか?

将来性は高い一方、賃料や人流が先に期待を織り込む可能性があります。工事中・完成後の歩行導線、綱島駅との回遊、住宅入居の時期を確認し、完成待ちの期間を耐えられる収支計画が必要です。

駅から何メートルまでを商圏と考えますか?

本白書は比較のため1km圏を使っていますが、実際の一次商圏は業態で異なります。コンビニや惣菜は数百メートル、予約型美容・整体は1km超、専門店は鉄道沿線全体から来店することもあります。

この記事の数字だけで物件を決めてもよいですか?

決めるべきではありません。統計は候補駅を絞る道具です。最後は物件前人流、競合、賃料、看板、設備、契約条件、昼夜・平休日の現地調査を組み合わせて判断してください。

港北区での店舗出店・候補駅比較を相談する

店舗立地研究所では、各種貞永寺業者とチームアップすることで、駅別商圏データと現地人流を組み合わせ、飲食店、美容サロン、整体院、パーソナルジム、学習塾、クリニック、小売・生活サービス業などの出店候補地や物件選びを支援しています。

  • 綱島・日吉・大倉山・菊名・新横浜のどこに出すか迷っている
  • 候補物件の前を通る人の属性・時間帯を確認したい
  • 具体的な新規出店について相談したい方はお問い合わせもしくは公式LINEからご連絡ください。

出典・更新方針

本白書は、2025年国勢調査の確定値、再開発スケジュール、駅ビル更新、次回経済センサス等の公表後に更新予定です。

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この記事を書いた人

太田 満のアバター 太田 満 店舗立地研究所及び合同会社ビジネスデザインラボラトリーズ代表

合同会社ビジネスデザインラボラトリーズ 代表社員
店舗立地研究所 代表

株式会社みずほ銀行にて16年間、数百社の中小企業オーナー・個人事業主の渉外・融資審査・経営相談業務に従事。
2021年独立後は創業支援・店舗出店支援を多数手がける現役コンサルティング会社代表。

専門は店舗事業の商圏(エリア)分析。2,000以上のエリア分析を実施し、「負けない店舗経営」「失敗しないフランチャイズ選び」を支援中。

資格:中小企業診断士・宅地建物取引士・フランチャイズオーガナイザーのほか、賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者・不動産証券化マスター・M&Aシニアエキスパートなどの資格も保有。

第19回(2026年4月30日締切)小規模事業者持続化補助金の申請者に対して、KLA(KDDI Location Analyzer)を用いた自社商圏分析サポートを実施。

その他、税理士事務所様などと共催の補助金セミナーなども行っており、店舗立地や補助金などのセミナー依頼も、公式LINEからお気軽にお問い合わせくださいませ。

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