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小田急小田原線で出店するならどの駅?新宿・代々木上原・下北沢・経堂・登戸・玉川学園前・町田を業種別に比較

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小田急小田原線・7駅の出店立地比較

小田急小田原線で出店するならどの駅?新宿・代々木上原・下北沢・経堂・登戸・玉川学園前・町田を業種別に比較

同じ小田急小田原線でも、新宿の超広域商業、代々木上原の住宅・乗換、下北沢の目的来街、経堂の生活商圏、登戸の乗換・住宅、玉川学園前の文教・住宅、町田の地域ターミナルでは、売上が生まれる条件が異なります。店舗立地研究所の駅別1km商圏データを基準に、2025年度乗降人員、時間帯、導線、業種、物件条件を組み合わせて比較します。

調査・更新:2026年7月19日統計項目により対象年が異なりますカテゴリ:駅比較
この記事で分かること

  • 広域新規型、目的来店型、地域リピート型に向く駅の違い
  • 飲食、美容、整体・リラクゼーション、ジム、塾、小売の候補駅
  • 平日昼、帰宅時間、夜間、休日で確認すべき導線
  • 1階路面と空中階、駅前と住宅地で成立条件がどう変わるか
  • 物件を申し込む前に進める条件、見送る条件を整理する方法

結論:7駅は「集客範囲」と「再来店のつくり方」で選ぶ

最初に候補を絞るなら、次の考え方です

  • 広域の新規客を高回転で取るなら新宿、地域ターミナルの買物・乗換需要を狙うなら町田が検証候補です。ただし、駅利用者数ではなく、対象出口・街区を通る人と固定費負担を確認します。
  • ブランドや体験を目的に来てもらうなら下北沢が候補です。若年・文化イメージだけで決めず、平日と休日、北口側・南口側・線路街側の回遊差を調べます。
  • 予約制、高単価、小規模運営なら代々木上原を検討できます。2025年度の乗降人員には乗換・直通利用の影響があり、店前通行量とは一致しません。住宅方向の顧客を継続利用へつなげる設計が必要です。
  • 飲食・美容・教育などの日常リピート型なら経堂が候補です。経堂コルティ、農大通り、すずらん通り、住宅側ではピーク時間と顧客層が異なります。
  • 帰宅途中の利便需要や予約サービスなら登戸を検証します。JR南武線との乗換規模を、駅外の人流と誤認しないことが重要です。
  • 学生・教育関係者と周辺居住者を対象にするなら玉川学園前が候補です。学期・曜日・坂道・キャンパス側と住宅側の分断を現地で確認します。
新規集客を優先

新宿、町田、下北沢。集客範囲は広い一方、競合と固定費、街区選択の難易度も上がります。

地域リピートを優先

経堂、登戸、玉川学園前。帰宅・通学・買物の生活導線に乗ることが前提です。

予約・目的来店を優先

代々木上原、下北沢、経堂。入口が分かりやすければ、1階以外も比較対象にできます。

出店判断サマリー

商圏タイプ・主な顧客 強み 弱み・最大のリスク 条件付きの出店判断
新宿 超広域商業・就業・観光/新規客 昼間人口が非常に大きく、出口・街区ごとに異なる複数の需要を検証できます。業態と街区を合わせれば、広域集客を設計しやすい駅です。 乗換・通過を店前人流と誤認しやすく、賃料、採用、競合、工事による導線変化の負担が大きい点です。 ブランド集客、処理能力、保守売上で固定費を吸収できる場合に候補。小規模な地域密着店は場所を限定して判断します。
代々木上原 住宅・乗換/30〜40代、予約客、地域客 1km圏の2020年人口57,968人、単身世帯比率60.8%。都心アクセスと住宅需要を組み合わせた予約型・専門型を検証できます。 2025年度乗降279,327人は駅外へ出る人数ではありません。路地・坂・住宅方向により視認性と回遊が変わります。 検索、紹介、SNSで目的来店を作れ、小区画でも採算が合う場合に候補。飛び込み依存なら慎重に判断します。
下北沢 目的来街・文化商業・住宅/若年、休日客 京王井の頭線との接続と下北線路街を含む回遊があり、独自性のある飲食・小売・美容は目的来店を作る余地があります。 話題性や休日人流だけで平日売上を見積もると危険です。通りごとの競合と客単価、入口の見え方を確認します。 商品・体験に明確な来店理由があり、平日売上を地域客や予約で補える場合に候補です。
経堂 生活商圏・学生混在/地域客、学生、家族 1km圏の2020年人口59,004人。経堂コルティと複数商店街、住宅地が近接し、日常利用と定期利用を組み立てやすい構造です。 同じ駅徒歩でも農大通り、すずらん通り、住宅側で客層が異なります。駅前通行量だけで選ぶと対象客を外します。 再来店頻度が高く、通学・帰宅・買物導線に物件が合う場合に候補。広域新規だけに依存する業態は慎重です。
登戸 乗換・住宅/通勤者、単身、地域客 小田急とJR南武線の接続、2020年人口41,981人、単身世帯比率60.8%。帰宅時の利便需要と予約サービスを検証できます。 乗換客の多くが駅外へ出るとは限りません。整備中・整備後で導線が変わり得るため、候補物件前の現況確認が必要です。 改札から住宅方向への実動線にあり、夕方以降と地域リピートで採算が合う場合に候補です。
玉川学園前 文教・住宅/学生、教育関係者、居住者 1km圏の2015年生徒・学生数10,514人、2020年人口25,429人。通学需要と住宅需要を分けて商品・時間帯を設計できます。 学生数は店舗利用者数ではありません。学期変動、キャンパス側・住宅側、坂道、自転車、夜間人流の薄さを確認します。 学生・学校関係者と居住者のどちらを主対象にするか明確で、季節変動を吸収できる場合に候補です。
町田 地域ターミナル・商業/若年、買物客、乗換客 小田急2025年度乗降262,307人。2015年昼夜人口比1.52で、居住人口だけでは説明できない昼間集積を持つ商圏です。 小田急とJRの駅舎が離れ、百貨店・駅ビル・商店街の競合も強いため、駅距離よりゾーン選択が重要です。 高回転、広域新規、複数人運営に対応でき、対象ゾーンの回遊と固定費が合う場合に候補です。

スマートフォンでは表を横にスクロールできます。「強み」列は読みやすさを優先して広く固定しています。

基本データ:年度と定義をそろえて読む

小田急電鉄・2025年度の1日平均乗降人員

下表はすべて小田急電鉄が公表する「2025年度・1日平均乗降人員」です。他社線の乗車人員や乗降人員を加算せず、同じ資料・同じ定義で比較しています。増減率は前年からの増減率であり、「前年比101.6%」のような比率ではありません。

1日平均乗降人員 増減率 全70駅順位 店舗立地での注意
新宿 458,284人 +1.6% 1位 小田急のみ。新宿全体の実来街者数ではない
代々木上原 279,327人 +3.8% 2位 千代田線接続・直通の影響を店前人流と混同しない
下北沢 123,300人 +1.5% 8位 京王井の頭線の数値を単純合算しない
経堂 84,253人 +2.5% 14位 駅前・商店街・住宅方向の店前人流を別に確認
登戸 165,204人 +2.5% 4位 JR南武線との乗換を駅外の通行量とみなさない
玉川学園前 41,342人 +0.4% 27位 通学時間と住宅客の利用時間を分ける
町田 262,307人 +1.4% 3位 JR横浜線との合計をユニーク利用者数としない

店舗立地研究所・駅1km圏の人口と昼夜構造

店舗立地研究所の各駅ページから、同じ半径1,000mの2020年人口総数と2015年昼間・夜間人口を抽出しました。昼夜比は昼間人口÷夜間人口で再計算しています。2020年人口と2015年昼夜人口は調査年が異なるため、同じ時点の増減比較には使いません。

人口総数
2020年
夜間人口
2015年
昼間人口
2015年
昼夜比
再計算
読み方
新宿 26,678人 26,130人 381,362人 14.59 就業・商業・来街の流入が大きい
代々木上原 57,968人 53,329人 43,433人 0.81 住宅側の比重が高い
下北沢 56,131人 54,123人 32,671人 0.60 昼夜人口だけでは休日・夜間来街を捉えられない
経堂 59,004人 55,874人 36,155人 0.65 住宅・通学・生活利用を重視
登戸 41,981人 40,162人 28,956人 0.72 帰宅時間と乗換外出率の確認が必要
玉川学園前 25,429人 25,614人 24,563人 0.96 教育機関への流入と住宅流出が混在
町田 42,642人 40,062人 60,791人 1.52 地域ターミナルとして昼間流入がある
数値から直接言えないこと乗降人員は店舗前通行量ではなく、昼間人口は購買人数ではありません。平均募集賃料も、階数・駅距離・面積・築年・居抜き状態がそろわなければ直接比較できません。本記事では、比較可能な同一条件の賃料データがないため架空の相場を掲載していません。

この7駅ならではの違い:主要導線と成立条件

新宿:駅名よりも西口・東口・南口のどこを選ぶか

小田急2025年度458,284人2015年昼夜比14.59多街区型

確認済み事実:新宿駅1km商圏データでは、2020年人口26,678人に対して2015年昼間人口381,362人です。小田急公式駅案内では、JR、京王、東京メトロ丸ノ内線、都営新宿線・大江戸線への乗換が案内されています。

分析・仮説:西口の業務・工事街区、東口から新宿三丁目、歌舞伎町、南口・サザンテラスでは、目的・ピーク時間・客単価が異なります。駅徒歩分数より、対象客の出発点と目的地を結ぶ側に物件があるかを優先します。工事で階段や通路が変わる場合があるため、契約前に最新経路も確認します。

進めやすい条件広告・ブランド検索があり、多客対応と採用ができ、保守売上でも固定費を負担できる。
見送りを検討する条件「新宿駅利用者の一部が来る」という比率だけで売上を作り、出口・街区・営業時間が未定。

代々木上原:大きな乗降人員を住宅側の需要と混同しない

人口57,968人(2020年)単身世帯60.8%(2020年)千代田線接続

確認済み事実:代々木上原駅1km商圏データの2020年総世帯34,064世帯に対し1人世帯は20,713世帯で、20,713÷34,064=60.8%です。小田急公式では東京メトロ千代田線への乗換を案内しています。

分析・仮説:南口・北口から西原、上原、大山町方面へ分かれる住宅導線では、坂や道路横断、路地の視認性が来店しやすさを左右します。予約制美容、整体、専門飲食、教室は空中階も候補ですが、建物入口、夜間照度、階段・エレベーターを確認します。

進めやすい条件少人数・高予約比率で運営し、検索・紹介から来店させ、再来周期を管理できる。
見送りを検討する条件乗降人員を飛び込み客の母数とみなし、入口が見えない上階を賃料だけで選ぶ。

下北沢:目的来街は強みだが、通りごとの役割が違う

人口56,131人(2020年)単身世帯61.6%(2020年)京王井の頭線接続

確認済み事実:下北沢駅1km商圏データでは、2020年総世帯33,616世帯、1人世帯20,714世帯で、比率は61.6%です。小田急公式では京王井の頭線への乗換と、東北沢〜世田谷代田間の線路跡地に整備された下北線路街を案内しています。

分析・仮説:北側の商店街、南口商店街、線路街、茶沢通り側では、買物、飲食、イベント、住宅帰宅の比重が変わります。個性的な飲食・古着・雑貨・美容は目的来店を作りやすい可能性がありますが、話題性を継続売上へ変える商品更新と平日対策が必要です。

進めやすい条件駅外から来る理由が明確で、SNS・検索・口コミを運用し、平日は地域客や予約で補える。
見送りを検討する条件休日の混雑だけを測り、平日昼・雨天・閑散期の売上を検証していない。

経堂:商業施設、商店街、住宅地の接点を選ぶ

人口59,004人(2020年)学生7,812人(2015年)経堂コルティ

確認済み事実:経堂駅1km商圏データでは、2020年人口59,004人、2015年生徒・学生数7,812人です。小田急公式駅案内には経堂コルティが駅周辺施設として掲載されています。

分析・仮説:農大通りは学生・通学・飲食の影響、すずらん通りは住宅・日常買物、駅直近は施設利用の影響を受ける可能性があります。飲食はランチと夕方、美容・整体は帰宅と予約、塾は学校・駐輪・保護者動線を分けて計測します。

進めやすい条件日常利用の頻度が高く、学生価格と地域客単価を無理なく整理できる。
見送りを検討する条件学生数だけで低価格店を成立させる、商店街の方向と主対象客が合っていない。

登戸:乗換規模ではなく、改札外へ出る方向を見る

人口41,981人(2020年)単身世帯60.8%(2020年)JR南武線接続

確認済み事実:登戸駅1km商圏データでは、2020年総世帯24,600世帯、1人世帯14,952世帯で、比率は60.8%です。小田急公式ではJR南武線への乗換を案内しています。

分析・仮説:乗換客は駅外へ出ない場合があります。候補物件では小田急・JRの改札間、向ヶ丘遊園方向、住宅側、多摩川方向を分け、17〜21時の退出方向と立寄り行動を確認します。整備や新施設の効果は、開業情報だけでなく候補物件前へ人が届くかで判断します。

進めやすい条件帰宅途中の短時間需要、単身者の日常利用、予約型サービスを生活導線上で取れる。
見送りを検討する条件JRと小田急の数値を足して商圏人数とし、乗換通路から外れた物件を選ぶ。

玉川学園前:学生商圏と住宅商圏を同じ需要にしない

人口25,429人(2020年)学生10,514人(2015年)昼夜比0.96(2015年)

確認済み事実:玉川学園前駅1km商圏データでは、2015年生徒・学生数10,514人、2020年人口25,429人です。学生数は昼間人口統計の一項目であり、店舗利用者数や購買人数ではありません。

分析・仮説:キャンパス側は登下校時間と学期、住宅側は坂道・徒歩・自転車・高齢者の来店しやすさが重要です。学生向け飲食・学用品・学習支援と、住民向け医療・美容・生活サービスでは、立地と営業時間を分けて考えます。

進めやすい条件主対象を学生か居住者に絞り、学期外・休日を含む年間売上を保守的に作れる。
見送りを検討する条件学生数を常時人流とみなし、坂・駐輪・夜間の安心感・休暇期を確認していない。

町田:小田急とJRの間を、ひとつの駅前として扱わない

小田急2025年度262,307人人口42,642人(2020年)昼夜比1.52(2015年)

確認済み事実:町田駅1km商圏データでは、2020年人口42,642人、2015年昼間人口60,791人・夜間人口40,062人です。小田急公式ではJR横浜線への乗換、小田急百貨店町田店、各バスを案内しています。

分析・仮説:小田急駅とJR駅の間、原町田大通り、商店街、駅ビル周辺、住宅方向では回遊目的が違います。広域飲食・小売は人の滞留と競合、予約サービスは駅間移動より住宅・バス帰宅方向、空中階はエレベーターと入口看板を調べます。

進めやすい条件対象ゾーンが明確で、買物・通学・乗換のどの行動から入店させるか説明できる。
見送りを検討する条件「町田駅徒歩○分」だけで判断し、JR側・小田急側・商店街側の違いを見ていない。

平日・休日、昼・夜で候補駅は変わる

需要時間 検証候補 想定客 現地で見るポイント
平日朝 新宿、登戸、町田、経堂 通勤・通学、乗換客 改札へ向かう側か、駅から出る側か。購入時間、行列許容、テイクアウト導線
平日昼 新宿、町田、経堂、玉川学園前 就業者、学生、近隣居住者 12時台だけでなく前後の滞在、学校休暇、オフィス休日、客単価
平日夕方 経堂、登戸、町田、代々木上原 帰宅者、買物客、学生、予約客 住宅方向、駐輪、短時間利用、送迎、女性が入りやすい入口
平日夜 新宿、下北沢、町田、代々木上原 外食、娯楽、仕事帰り、予約客 最終受付、看板照度、騒音・ごみ、終電前後、夜間の安心感
休日昼 新宿、下北沢、町田、経堂 買物、体験、家族、カップル 平日との差、イベント依存、雨天、ベビーカー、滞在時間
人流調査は最低でも平日・休日の2日で行います予定営業時間を含む複数時間帯に、人数だけでなく、属性、単独・家族、進行方向、歩行速度、滞留、道路横断、入口への視線、雨天時の変化を記録してください。乗降人員の大小は、この調査の代わりになりません。

業種・経営モデル別の向き不向き

業種・モデル 検証候補にしやすい駅 成立条件 注意が必要・向かない可能性
飲食
広域・高回転
新宿、町田、下北沢 商品認知、回転率、複数人運営、街区・通りの新規導線 少人数運営で高固定費、話題性だけに依存、排気・搬入条件が弱い物件
飲食
地域リピート
経堂、登戸、代々木上原、玉川学園前 日常頻度、夕方需要、地域客単価、持ち帰り、近隣配慮 駅前の人数だけで判断、学生価格だけに依存、住宅地で深夜騒音が出る業態
美容サロン 代々木上原、経堂、下北沢、登戸 予約比率、再来周期、給排水、入口看板、採用、夜間安心感 飛び込み中心で上階、エレベーターなしで幅広い年齢を狙う物件
整体・リラクゼーション 経堂、登戸、代々木上原、玉川学園前 住宅・勤務客の継続、症状・目的の専門性、静穏性、バリアフリー 競合との差が価格だけ、看板が見えず検索導線も弱い、階段のみ
パーソナルジム・ヨガ 代々木上原、経堂、登戸、町田 会員商圏、通勤・帰宅導線、床荷重、防音、シャワー、予約運営 振動・音・営業時間制限を未確認、広すぎる区画を会員数の根拠なく借りる
学習塾・子ども教室 経堂、玉川学園前、登戸、町田 学校・住宅・送迎導線、駐輪、夕方の安全、保護者待機、避難経路 学生数だけで需要を決める、用途・消防・定員・階段条件を後回しにする
小売・物販 新宿、下北沢、町田 広域集客か日常購買かを選び、在庫・搬入・視認性を合わせる 大型商業施設との違いがなく、ECや他店から選ばれる理由が弱い
クリニック 経堂、登戸、代々木上原、町田 診療圏、専門科、バリアフリー、電気・給排水、長期契約の適合 医療圏競合、用途、建築・消防・行政手続を専門家確認せず申し込む

物件タイプ:1階路面と空中階の成立条件

駅を選んでも、物件が業態に合わなければ出店判断は進められません。階数の考え方は1階店舗と2階以上の店舗物件比較も参考にしてください。

1階路面

新宿・町田・下北沢の新規客型、経堂・登戸の帰宅導線型で候補です。間口、歩行方向、店内の見え方、段差、看板、テイクアウト待機を確認します。1階でも裏導線なら成立しません。

2階以上

代々木上原・経堂・登戸の予約型、美容、整体、ジム、教室で比較できます。駅からの説明しやすさ、入口看板、階段幅、エレベーター、夜間照度が条件です。

居抜き・スケルトン

居抜きは設備状態と譲渡範囲、スケルトンは電気・給排水・排気・空調・工期を確認します。比較方法は居抜き物件とスケルトン物件の違いで整理できます。

賃料以外に計上する費用保証金・礼金・仲介手数料・保証会社費用、造作譲渡、設計・内装・設備工事、開業前賃料、看板、消防・行政対応、設備修繕、更新・解約、退去時の原状回復まで含めます。募集賃料が安くても、設備不足や長い工期で総投資が増える場合があります。
申込み前に変更しにくい条件を先に確認用途、営業時間、音・臭い・振動、電気容量、動力、ガス、給排水、排気ルート、空調、床荷重、避難経路、看板、搬入、ごみ出し、工事区分、修繕負担、原状回復を確認します。法令適合や許認可は業種・建物・自治体で異なるため、貸主・管理会社だけでなく設計者、施工会社、消防、保健所等へ個別確認してください。

失敗しやすい選び方

1.他社線を足して商圏人数にする下北沢・登戸・町田では同じ人が乗換に含まれます。合計してもユニーク来街者数にはなりません。
2.代々木上原の乗降人数を飛び込み需要とみなす千代田線接続・直通の影響を、駅外店舗の通行量として扱わないでください。
3.下北沢の休日だけで採算を作る平日・雨天・閑散期の売上と、話題が落ち着いた後の再来店を別に見積もります。
4.経堂・町田を「駅前」で一括する商店街、施設、住宅方向で顧客が変わります。徒歩分数より対象導線を優先します。
5.登戸の乗換客が駅外へ出ると仮定する改札外へ出る割合、退出方向、立寄り行動は公開乗降統計だけでは分かりません。
6.玉川学園前の学生数を通年需要にする学期・試験・長期休暇・曜日・キャンパス動線を反映し、住宅客で補えるか確認します。

7ステップの出店判断フロー

ターゲットと利用目的を決める年齢だけでなく、通勤、通学、買物、休日目的、予約、家族利用など「なぜ来るか」を定義します。
売上構造を新規・リピート・紹介に分ける各比率、客単価、来店頻度、席・ベッド・スタッフの処理上限を設定します。
駅を2〜3駅へ絞る広域新規なら新宿・町田・下北沢、地域型なら経堂・登戸・玉川学園前、予約型なら代々木上原などから比較します。
同じ条件で商圏と競合を調べる同じ半径、同じ年度、同じ業種定義で人口・世帯・競合を比較し、価格、口コミ、営業時間、予約枠も確認します。
候補物件前の人流を測る平日・休日、朝・昼・夕・夜から予定営業時間を調査し、方向、属性、滞留、入口視認性を記録します。
総投資と保守採算を計算する保証金、工事、設備、開業前賃料、運転資金、原状回復を含め、売上が計画を下回るケースでも資金が持つか確認します。
設備・契約・行政条件を確認して判断する専門業者を再内見へ同行させ、変更しにくい条件を確認後に申込みます。解決できない重大条件があれば見送ります。

最終結論

新宿は広域集客と高回転、町田は地域ターミナルの買物・乗換需要、下北沢は個性と体験による目的来店、代々木上原は予約型・小規模高単価、経堂は日常リピート、登戸は帰宅時・地域サービス、玉川学園前は文教・住宅需要を分けて設計する業態が検討候補です。

ただし、駅の選択だけで出店判断は完了しません。対象出口、進行方向、利用時間、競合、入口、階数、設備、総投資を物件単位で検証し、保守売上で固定費を負担できる場合に進めます。乗降人員だけで売上を説明している、重大設備が未確認、長期休暇や平日売上の根拠がない場合は、申込みを急がず再調査してください。

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店舗立地研究所では、提携事業者と連携し、駅比較から候補物件の条件整理まで支援しています。

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関連記事

データ利用上の注意

  • 本記事は2026年7月19日時点で入手できた公開情報を使用しています。統計項目により調査年度が異なります。
  • 商圏人口は半径や到達時間、道路・線路・坂・河川などの分断条件で変わります。
  • 駅利用者数と店舗前通行量、駅外へ出る人数、ユニーク来街者数は異なります。
  • 平均募集賃料と個別物件賃料は異なり、公開募集物件は市場全体を示すものではありません。
  • 出店判断では、人流、競合、視認性、進行方向、階数、間口、設備、契約、行政条件を現地・物件ごとに確認してください。

参考資料・出典

  1. 「駅別乗降人員・輸送人員ほか」小田急電鉄、2025年度データ、2026年7月19日確認
    https://www.odakyu.jp/company/railroad/users/
  2. 「新宿駅のご案内」小田急電鉄、2026年7月19日確認
    https://www.odakyu.jp/station/shinjuku/
  3. 「代々木上原駅のご案内」小田急電鉄、2026年7月19日確認
    https://www.odakyu.jp/station/yoyogi_uehara/
  4. 「下北沢駅のご案内」小田急電鉄、2026年7月19日確認
    https://www.odakyu.jp/station/shimo_kitazawa/
  5. 「経堂駅のご案内」小田急電鉄、2026年7月19日確認
    https://www.odakyu.jp/station/kyodo/
  6. 「登戸駅のご案内」小田急電鉄、2026年7月19日確認
    https://www.odakyu.jp/station/noborito/
  7. 「町田駅のご案内」小田急電鉄、2026年7月19日確認
    https://www.odakyu.jp/station/machida/
  8. 「新宿駅に出店するなら」店舗立地研究所、国勢調査2020年・昼夜人口2015年、2026年7月19日確認
    https://tenpo-ricchi.jp/shinjuku-shouken-data/
  9. 「代々木上原駅に出店するなら」店舗立地研究所、国勢調査2020年・昼夜人口2015年、2026年7月19日確認
    https://tenpo-ricchi.jp/yoyogiuehara-shouken-data/
  10. 「下北沢駅に出店するなら」店舗立地研究所、国勢調査2020年・昼夜人口2015年、2026年7月19日確認
    https://tenpo-ricchi.jp/shimokitazawa-shouken-data/
  11. 「経堂駅に出店するなら」店舗立地研究所、国勢調査2020年・昼夜人口2015年、2026年7月19日確認
    https://tenpo-ricchi.jp/kyodo-shouken-data/
  12. 「登戸駅に出店するなら」店舗立地研究所、国勢調査2020年・昼夜人口2015年、2026年7月19日確認
    https://tenpo-ricchi.jp/noborito-shouken-data/
  13. 「玉川学園前駅に出店するなら」店舗立地研究所、国勢調査2020年・昼夜人口2015年、2026年7月19日確認
    https://tenpo-ricchi.jp/tamagawagakuenmae-shouken-data/
  14. 「町田駅に出店するなら」店舗立地研究所、国勢調査2020年・昼夜人口2015年、2026年7月19日確認
    https://tenpo-ricchi.jp/machida-shouken-data/

数値は各掲載ページの表見出し・単位・年度を確認し、昼夜比と世帯比率を再計算しました。元資料内に別年度や別定義の数値が併記されている場合、本記事の比較条件に合わない数値は使用していません。

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この記事を書いた人

太田 満のアバター 太田 満 店舗立地研究所及び合同会社ビジネスデザインラボラトリーズ代表

合同会社ビジネスデザインラボラトリーズ 代表社員
店舗立地研究所 代表

株式会社みずほ銀行にて16年間、数百社の中小企業オーナー・個人事業主の渉外・融資審査・経営相談業務に従事。
2021年独立後は創業支援・店舗出店支援を多数手がける現役コンサルティング会社代表。

専門は店舗事業の商圏(エリア)分析。2,000以上のエリア分析を実施し、「負けない店舗経営」「失敗しないフランチャイズ選び」を支援中。

資格:中小企業診断士・宅地建物取引士・フランチャイズオーガナイザーのほか、賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者・不動産証券化マスター・M&Aシニアエキスパートなどの資格も保有。

第19回(2026年4月30日締切)小規模事業者持続化補助金の申請者に対して、KLA(KDDI Location Analyzer)を用いた自社商圏分析サポートを実施。

その他、税理士事務所様などと共催の補助金セミナーなども行っており、店舗立地や補助金などのセミナー依頼も、公式LINEからお気軽にお問い合わせくださいませ。

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